八幡西消防署金剛分署

その他

  • 撮影:洋建築計画事務所

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建物用途
消防署
竣工
2021.3
建設場所
北九州市八幡西区金剛
構造規模
鉄筋コンクリート造2階建
延床面積
672.01(㎡)
敷地は隣接する市町村へとつながる国道沿いの一画で、その大部分が斜面をもつ変形地でした。周辺はロードサイド特有の沿線景観がつづき、その背後に雄大な山々の景色が広がっている地域です。担当者の「国境警備隊的な消防署」という言葉がとても印象的で、辺境の地を守る隊員が誇りを持てる消防署になればと思いました。造成を最小限とするため、平地をトレースする様にアウトラインを検討し、雁行した2つのボリューム(箱)に一枚のフラットな屋根を掛け渡した形態となりました。箱の外装には用途に応じた素材としてコンクリートと杉板を使い、質感の対比によりファサードが構築される様にしました。年を重ねるごとに風味を増す自然に呼応した建築になったのではないかと思います。訓練施設は同一壁面にまとめそれぞれをデザイン要素として大切に扱い、隣接する市町村を望む様に配置しています。来北者は日々研鑽に励む隊員の姿を自然と目にすることになります。日々の研鑽は消防力の向上を表し、この地域に安心と安全を与え続ける力となることを願っています。