ボートレース若松地域貢献エリア

その他

  • 多世代が集うコミュニティパーク(新築棟Gruunわかまつパークセンター)

  • 多世代が集うコミュニティパーク(新築棟Gruunわかまつパークセンター)

  • 外観夕景(左手前:新築棟Gruunわかまつパークセンター / 右奥:改修棟Moooviわかまつ)

  • 外観夕景(左手前:新築棟Gruunわかまつパークセンター / 右奥:改修棟Moooviわかまつ)

  • BEFORE

    建物背面の駐車場として使われていた、閉じた印象の新築棟敷地

  • AFTER

    明るく地域に開かれた芝生広場と新築棟Gruunパークセンター

  • BEFORE

    建物背面の駐車場として使われていた、閉じた印象の新築棟敷地

  • AFTER

    明るく地域に開かれた芝生広場と新築棟Gruunパークセンター

  • BEFORE

    改修前Mooovi

  • AFTER

    子どもたちの明るい遊び場となった改修棟Mooovi

  • BEFORE

    改修前Mooovi

  • AFTER

    子どもたちの明るい遊び場となった改修棟Mooovi

  • 競技水面を走るボートの航跡波をイメージした、軽やかで躍動感のあるシェルター

  • 白く連なる膜屋根が、パーク内を明るくつなぐ軽快な連絡通路

  • 競技水面を走るボートの航跡波をイメージした、軽やかで躍動感のあるシェルター

  • 白く連なる膜屋根が、パーク内を明るくつなぐ軽快な連絡通路

  • 工業の町らしさと海の波を連想させる新築棟パークセンター外壁

  • 外壁をガラス張りに替え、子どもたちの明るい遊び場となった改修棟Mooovi

  • 工業の町らしさと海の波を連想させる新築棟パークセンター外壁

  • 外壁をガラス張りに替え、子どもたちの明るい遊び場となった改修棟Mooovi

  • 開放的なガラス張りのパークセンター

  • 開放的なガラス張りのパークセンター

  • 水面を疾走するボート(右上)と地域貢献エリア(Gruunわかまつ、Moooviわかまつ)

  • 水面を疾走するボート(右上)と地域貢献エリア(Gruunわかまつ、Moooviわかまつ)

建物用途
コミュニティスペース・屋内遊戯施設
竣工
2025.9
建設場所
福岡県北九州市若松区
構造規模
新築棟 : 鉄骨造2階建 / 改修棟 : 鉄骨造平屋建
延床面積
新築棟 : 994.12(㎡) / 改修棟 : 1002.54(㎡)
備考
担当:手柴勝也
付帯工事 連絡通路1・2
ボートレース若松地域貢献エリア
新築棟:Gruunわかまつ  パークセンター
改修棟:Moooviわかまつ ㈱ボーネルンド
ボートレース若松地域貢献エリア
ハレの広場を波及させる航跡波のファサード

ボートレース場は「水面」が絶対的なハレの場、建物は水面へ最大限に開かれる。一方、地域(まち)に対しては駐車場を挟み、巨大で閉鎖的な壁面を向けています。
本計画は、多世代が集うコミュニティーパークの整備を機に、この閉鎖性を、地域に開かれた「もう一つのハレの場」へと鮮やかに反転させる試みです。

重視したのは、新設される公園との繋がりです。閉鎖的な改修棟(モーヴィ)の外壁をガラス張りへと転換、新築棟(パークセンター)もカーテンウォールとし、公園の活気と潤い、そして光を内部へと導きます。同時に、建物群のスカイラインや壁面線を揃え、外壁には工業の町らしい素材として、無垢のセメントサイディング「SOLID」を採用しました。この海の波を連想させるエフロ(白華)の斑をもつ壁面は、雑多なバックヤードへの視線を美しく遮るひとつの背景として機能します。

そして、この建築群を統合するのが、駐車場から各棟へと人々を導く連絡通路とシェルターです。競技水面を疾走するボートが描き出すウェーキ(航跡波)をモチーフに、白くうねる連棟の膜屋根を架設しました。透光性のある膜屋根は、北向き特有の暗くなりがちな通路へ軽快な明るさをもたらすとともに、統一感のなかった建物たちを一本の力強いラインで繋ぎ、パークを優しく縁取る「新たなファサード」を形成します。

街からは見ることの出来ない水面の躍動感やエネルギーが、この「航跡波」の屋根を通じ、力強い「ハレの軸線」としてパークへと波及します。
また、この軸線は、近い将来に計画されている西側エリアの整備を意識した、パーク全体をさらに拡張させてゆく、仕掛け(未来への骨格)でもあります。
二つのハレの場が、ボートレース場と地域の、豊かな未来へ、つながることを期待しています。