エフコープおんが支所
事務所
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雨水を優しく受け止める耳納石が調和する玄関ポーチ
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玄関ポーチ夕景
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プラットホーム夕景
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青空に映える白い花ブロックと耳納石の南側通路
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夕暮れ時、軒天井の木目と照明が美しく映える南側通路
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自然光と木の温もりが調和する玄関
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大きな窓から覗く花ブロックの光と影が、時間の移ろいを感じさせる執務室
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ペンダントライトとグリーンタイルが映えるカフェ風給湯コーナー
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環境再生(リジェネラティブ)建築をめざすおんが支所
- 建物用途
- 配送センター
- 竣工
- 2026.1
- 建設場所
- 福岡県遠賀郡遠賀町
- 構造規模
- 鉄骨造平屋建
- 延床面積
- 2406.90(㎡)
- 備考
- 担当:手柴勝也
外構:SAHAランドスケープ設計事務所
- エフコープおんが支所
風土を潤す「現代の水瓶」
エフコープの新支所が位置する遠賀町田園は、日本の原風景である水田と住宅地が共存する、のどかな地域です。しかし、周辺では急速に宅地化が進み、水田が持っていた「雨水を蓄える機能」や「美しい景観」の喪失に危機感を覚えました。
私たちは、2,400平米という大規模な施設の設計にあたり、効率的な箱ではなく、水田が担ってきた大地の営みを建築計画によって再解釈し、「機能させながら同時に美しい風景も創り出す」という環境再生(リジェネラティブ)建築が出来ないだろうかと考えました。
業務上不可欠な配送トラックのエリアを除き、敷地全体に福岡の自然素材である「耳納石(みのういし)」を敷き詰め、雨水を優しく受け止める大きな水瓶として機能させます。豪雨災害を防ぎ、夏場は気化熱でヒートアイランドを抑制。天候によって表情を変える耳納石の地表は、機能と美しさを備えた新しい風景になると考えました。
また、倉庫と執務室のボリューム差を活かした「高窓」から心地よい自然光を採り入れ、執務室の「大きな窓」からは「花ブロック」を介して耳納石の庭を望むことが出来ます。日が傾くにつれて花ブロックが周囲や室内に落とす影の移ろいは、かつての水田が持っていた「時間の美しさ」を想い出させます。
災害から地域を守る機能と、田園に調和する新たな風景を生むこの建築は、エフコープの理念そのものだと感じています。おんが支所が、地域と共に持続可能な暮らしの未来を育みはじめる「豊かなきっかけ」となることを願っています。